研究助成
2022年度 薬学系研究助成
生体内超硫黄動態制御機構の解明および新規心不全治療戦略の構築
研究題目 | 生体内超硫黄動態制御機構の解明および新規心不全治療戦略の構築 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 薬学系研究助成 |
所属 | 九州大学 大学院薬学研究院 生理学分野 |
氏名 | 西山 和宏 |
キーワード | 超硫黄分子 / 腸管 / 心臓 |
研究結果概要 | 本研究課題では、超硫黄を介したシグナル伝達機構を明らかにし、超硫黄分子による多臓器間ネットワークの解明を目指している。超硫黄取り込み機構の解明に関する実験を行った。過剰な超硫黄分子投与による細胞死を指標にCRISPR-Cas9 sgRNAライブラリーを利用したスクリーニングを行い、超硫黄分子トランスポーターの候補遺伝子を同定した。超硫黄分子トランスポーターの候補遺伝子中で、機能が明らかにされていないslc25a43に着目した。公共データベース上の炎症性腸疾患患者のトランスクリプトーム解析を再解析したところ、コントロールと比較して、クローン病患者や潰瘍性大腸炎患者でslc25a43の発現量が減少していることが明らかとなった。そこで、slc25a43の生体における役割を明らかにするために、iGONAD法(経卵管ゲノム編集)にてノックアウトマウスの作製を試みた。iGONAD法にて、slc25a43をコードする遺伝子を100bp程度欠損したマウス個体を得ることに成功した。 |
公表論文 |
Inhibition of Drp1-Filamin Protein Complex Prevents Hepatic Lipid Droplet Accumulation by Increasing Mitochondria-Lipid Droplet Contact. Int J Mol Sci. 2024 May 17;25(10):5446. doi: 10.3390/ijms25105446. PMID: 38791484; PMCID: PMC11122359. The role of P2Y6 receptor in the pathogenesis of cardiovascular and inflammatory diseases. J Pharmacol Sci. (2024) Feb;154(2):108-112. |
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