研究助成
2022年度 特定研究助成
超高感度量子計測による中枢神経疾患の発症機構解明と診断・治療技術開発
研究題目 | 超高感度量子計測による中枢神経疾患の発症機構解明と診断・治療技術開発 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 特定研究助成 |
機関名 | 量子科学技術研究開発機構 量子生命科学研究所 量子免疫学グループ |
代表者名 | 村上 正晃 |
キーワード | 微小炎症 / IL-6アンプ / 量子センシング / ダイヤモンドナノセンサ |
研究結果概要 | 本研究開発では量子センシング技術およびPETを基盤とした計測技術を用いて中枢神経疾患におけるIL-6アンプとゲートウェイ反射関連因子の超高感度計測、病態超早期の事象である血管周囲の微小炎症の解析、更には病態の診断マーカーと治療標的候補探索を目的とした。その結果、ストレスがNPSLEを増悪させる機序として、内側前頭前皮質のミクログリア活性化によるIL-12/23 p40産生と神経の持続的活性化を同定し、IL-12/23 p40やTyk2が治療標的となる可能性を見出した。MSモデルではGMCSFがMHC II高発現単球の中枢維持因子であり、GMCSF阻害で再発を抑制できた。またヒト検体を用いた研究ではもやもや病において特定の分子メカニズムを介してNFκBを活性化、病態の発症に寄与することが明らかとなった。また、ナノダイヤ法によりTNFαやIL-6を従来の200倍以上の感度で検出可能とし、量子センサー技術や表面修飾最適化により高感度・高特異性なELISAを実現、さらに細胞導入性や1細胞解析技術を応用し、神経炎症研究に新たな展開をもたらした。 |
公表論文 |
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