研究助成
2022年度 高等学校理科教育振興助成
高知県西南地域の中小型野生動物の生態調査 〜学年間の相乗効果による主体的な探究心の育成〜
研究題目 | 高知県西南地域の中小型野生動物の生態調査 〜学年間の相乗効果による主体的な探究心の育成〜 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 高等学校理科教育振興助成 |
所属 | 土佐女子中学高等学校 |
氏名 | 槌谷 大作 |
キーワード | 生態調査 / 環境DNA / ホンドギツネ / 四国 / 哺乳類 |
研究結果概要 | 高知県西南部に位置する幡多地域において、2022年から3年間にわたって動物痕跡調査及び無人撮影カメラによる調査を行った。また、環境DNAによる解析を行った。 (1)自動撮影による調査 高岡郡四万十町から土佐清水市の海岸部及び四万十川流域の内陸部の計6地点で自動撮影を試みた。確認された中小型哺乳類は以下の12種である。 ホンドタヌキ、ニホンジカ、イノシシ、アナグマ、ニホンノウサギ、ハクビシン、イタチ、ネズミ類、ホンドキツネ、テン、ニホンザル、タイワンリス (2)環境DNAによる網羅的分析 環境水中から採取されたサンプルについて、哺乳類を始めとする脊椎動物全般に重点をおいたDNAを検出することとした。COⅠ遺伝子の相同性が高い(99%以上)とされたのは以下の4種である。 ①四万十町南東部(ヒト、クロヨシノボリ)、⑥大月町白浜(ヒト、ブリ、アユ) (3)まとめ 今回の調査では、四国での生息密度が低いとされるホンドギツネの撮影記録が得ることができた。また、環境DNAによる網羅的分析では、ヒト、魚類のみが検出され、野生哺乳類の生息は確認できなかった。 |
公表論文 | 高知みらい科学館 高校生の日 (2025年3月16日)で、ポスター発表いたしました。 |
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