研究助成
2022年度 高等学校理科教育振興助成
都市鉱山から金(GOLD)資源を採掘する体験教育の構築
研究題目 | 都市鉱山から金(GOLD)資源を採掘する体験教育の構築 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 高等学校理科教育振興助成 |
所属 | 二松学舎大学附属高等学校 |
氏名 | 外ノ岡 和政 |
キーワード | SDGs / 都市鉱山 / 金属 / リサイクル / 教材開発 |
研究結果概要 | 「都市鉱山」に注目し、電化製品に含まれる「金」や 「銅」などの金属を分離する実験を行い、生徒のリサイクル体験の教材化を模索した。結果、PC メモリ基盤の金端子部分を、低濃度の塩酸と過酸化水素の溶液に漬け、蒸留水で洗浄することで、 金の薄片を分離することに成功した。金端子部分のみを切り取って低濃度溶液に漬けることで、シアン化水素や フッ化水素などの発生も見られず、ドラフトを用いず安全に実施が可能であると示された。また、はんだごての先端を平型のこて先に換装することで、基盤から平易に金端子部分を剥離することが可能 であることが分かった。しかしこの手法では、金に一部、銅が付着しているため純度の高い金を得るためには、 上述の液体を用いた銅の溶解が必要であった。そして発生した塩化銅廃液の処理については、課題として残った。また、ICT 教育の活発化に伴い、本校で多数廃棄されている HDMI ケーブルからは、これを分解・分離する ことで、非常に純度の高い銅が比較的多く得られることが判明した。分解過程は非常に煩雑であるが、その煩雑 さが、リサイクルの困難さを体験できる結果となった。 |
公表論文 |
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